セリアのうちわを買った。110円だった。
外に出た瞬間、もわっとした熱気が顔に当たって、とっさに近くのセリアに入った。うちわを探しに来たわけじゃない。涼みに入ったら売ってた、それだけだ。
一夏使った。普通に使えた。
店に入るまで

午後2時過ぎだった。自動ドアが開いた瞬間の冷気がよくて、入り口近くでしばらくうろうろしてしまった。
うちわはレジ横のワゴンと、奥の季節もの売り場の両方にあった。ワゴンは無地と和柄ばかりで、奥に行くと金魚とか花火とか、夏祭りで見るような絵柄のものが並んでた。キャラクターものも何種類かあった。
手を伸ばして骨を触った。プラスチックだった。竹じゃない。持ち上げると拍子抜けするくらい軽くて、「これ本当にあおげるのか」と半信半疑のまま、白地に薄い青の模様が入ったやつをワゴンから抜いた。レジで110円払って外に出た。
外であおいでみた

駐車場に出てすぐ使った。
風、来た。普通に来た。プラスチック骨のうちわって骨がたわんで空気をうまく押し出せないことがあるんだけど、それがなかった。手首を返してあおぐと顔に風が届く。それだけのことなんだけど、なんか少し安心した。
持ち手は細い。買ってすぐは気にならなかったけど、一時間くらい歩き回ったあと、手のひらがじんわり痛くなってきた。ずっと握り続けるものじゃなくて、あおぐときだけ持つ、くらいの使い方なら問題ない。
紙は薄い。光に透かすと向こうが見えるくらい薄くて、最初に見たとき正直「あ、これ一週間で終わるな」と思った。で、最初に見たとき「これはすぐ破れるやつだ」と思った。
一夏使って
破れなかった。
カバンに雑に突っ込んだり、自転車のかごにそのまま入れたりしながら使い続けて、夏が終わる頃には縁の近くが少し浮いてきた。剥がれてはいないけど、指で触るとわかる。骨は最後まで折れなかった。竹骨みたいに「折らないように」と気を使わなくていいのは、地味にありがたかった。
ただ、あおいだときの手応えが軽すぎて、ちゃんと風を送れてるのかわからない瞬間が何度かあった。実際には風が来てるんだけど、感触として物足りない。竹骨のうちわと何かが違う、という感覚はずっとあった。
使った場面

一番出番が多かったのは通勤だった。駅から職場まで歩いて10分くらいあって、その間ずっとあおいでた。炎天下でこれがあるとないとでは、体感がけっこう違う。
夏祭りにも持っていった。屋台の列で並んでいるとき、まわりも似たようなうちわを持ってる人が多くて、特に浮かなかった。
部屋でも使った。エアコンをつけるほどでもない、でも少し暑い、という微妙な時間帯に窓を開けてうちわで風を通す。エアコンみたいに部屋全体が冷えるわけじゃないけど、自分のペースで風を調整できる感じが悪くなかった。
気になったところ
持ち手の先端に小さなバリがあった。成形のときにできる引っかかりみたいなもので、最初に触ったとき少し違和感があった。危ないとかじゃないし、2〜3日使ってたら気にならなくなった。
買うとき、金魚柄と最後まで迷った。絵柄の方が夏らしいし、持ってて気分が上がりそうだった。でも職場の近くで使うには少し浮くかなと思って無地にした。祭りや花火大会専用で買うなら、絵柄の方が楽しいと思う。。
100円ショップのうちわの代替品をAmazonと楽天で探す

セリアで見つからなかったとき、あるいはまとめて数本必要になったときのために、オンラインで手に入る無地うちわを3つまとめた。
比較表
| 商品名 | 内容量 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ジャンボうちわ 白/ホワイト 無地 ツヤなし | 2本セット | 少人数・手作り応援うちわ |
| ジャンボうちわ【10本セット】 黒 つやなし | 10本セット | イベント・複数人まとめて |
| うちわ 虫の音 約23×37cm | 1本 | 日常使い・インテリア |
ジャンボうちわ 白/ホワイト 無地 ツヤなし コンサート ライブ 応援用 (2本セット)
コンサートやライブで使う手作り応援うちわの土台として使われることが多い。ツヤなしの白地は油性マーカーやシールが乗りやすく、2本セットなので友人と一緒に作るときにもちょうどいい枚数だ。自分用と予備、という使い方もできる。
ジャンボうちわ【10本セット】 黒 つやなし 応援うちわ 無地 コンサートうちわ 手作り うちわ 材料
こちらは10本まとめて入っているタイプ。グループでそろいのうちわを作りたいときや、イベントのスタッフ用にまとめて用意したいときに向いている。黒地のつやなし素材は、白や明るい色のペンで書いたときに視認性が高い。
うちわ 虫の音 約23×37cm
虫の音の絵柄が入った、一本売りの日常使い向けうちわ。サイズは約23×37cmで、標準的な手持ちサイズに近い。応援用の大判タイプとは違って、部屋で涼むときや縁側でゆっくり使うような場面に合う。和柄が好きな人や、夏のインテリアとして飾りたい人にも使われている。
結局のところ

駅から職場までの10分が、うちわ一本で体感的に変わった。それは本当だった。
竹骨のちゃんとしたうちわと比べると違いはある。風の質も、持ったときの感触も。それは正直感じた。でも自分の使い方には110円で十分だったし、どこかに置き忘れても惜しくない気楽さがあるのは、高いうちわにはない良さだと思う。
来年の夏もたぶんまたセリアで買う。