去年の夏、熱中症になりかけた。
外から帰ってきて玄関に入った瞬間、首の後ろがじんわり熱くて、立っているのにふわっと視界が揺れた。とりあえず保冷剤をタオルに包んで首に当てたけど、5分もしないうちにぬるくなる。タオルはびちゃびちゃ。全然ダメだった。
次の日、セリアに行った。
棚の端っこにあった

夏グッズのコーナー、扇子や虫よけが並んでいる棚の一番端に、ぽつんとぶら下がっていた。110円。
手に取ってみると、パッケージ越しでも薄さが伝わってきた。ぺらっとしたビニール素材で、「一回使ったら終わりかもな」と思いながらレジに持っていった。まあ110円だし。
開封すると直径13センチくらいの丸い袋と、プラスチックのスクリューキャップ。キャップの内側にパッキンがあって、それで水漏れを防ぐ仕組みになっている。見た目はチープだけど、触った感じすぐ壊れそうという感じはしなかった。
初日、氷が入らなかった
その夜に試した。冷蔵庫の製氷皿から氷を出して口に入れようとしたら、入らなかった。四角い氷がつっかえる。仕方なくシンクの縁に氷を叩きつけて割って、小さくしながら押し込んだ。
毎回これをやるのか、と思った。砕き氷があれば絶対楽だ。
水を少し入れてキャップを締め、逆さにして漏れないか確認した。最初の一回目、ちゃんと締めたつもりでテーブルに置いたら水が滲んできた。もう一度締め直したらとまった。力加減がつかめるまで、最初の数回はそれをやった。
首の後ろに当てると、ひやっとした。保冷剤のタオル越しとは感覚が全然違う。直接冷えてる感じがちゃんとある。そのまま10分くらい当てていたら、少し楽になった。
3ヶ月使って分かったこと
6月末から9月頭まで、ほぼ毎日使った。
外から帰る→バッグを置く→冷蔵庫で氷を詰める。これが夏のルーティンになった。首か脇の下に当てながらソファで5分休む。それだけ。でも、これをやるとやらないとで体の回復が違う気がして、気づいたら習慣になっていた。
冷たさが続く時間は20〜30分くらい。長くはない。外から帰ってすぐ冷やしたい、という目的には十分だったけど、一時間ずっと冷えていてほしいという使い方には向いていない。それははっきりしている。
一番ストレスだったのは、やっぱり氷の入れにくさだ。慣れても面倒くさいものは面倒くさい。あと外側に結露がついて手がびちゃびちゃになる。タオルに包めば解決するけど、そうすると冷却感が弱くなる。毎回どっちにしようか迷っていた。
耐久性は正直なめてた。3ヶ月使っても破れなかった。ただフタのパッキンが少しへたってきた感じがある。来年また使えるかは微妙だと思っている。

失敗したこと、ひとつだけ
最初の数日、使い終わってそのままフタを閉めて置いておいたら、内側がにおってきた。洗っても少し残った。
それからは毎回フタを開けて逆さに乾かすようにしている。洗うときは水とせっけんで軽く流すだけ。これだけで問題はなくなった。シーズンオフはフタを少し開けたまま引き出しに入れている。完全に閉めておくと蒸れる気がして、なんとなくそうしている。
ダイソーにも寄ってみた
比較したくてダイソーにも行った。
小さいサイズはセリアのものとほぼ同じに見えた。220円の大きめサイズもあって、そっちは首というより腕や足に当てる感じのサイズだった。用途が少し違う。どちらが丈夫かは見た目では分からないし、両方使い比べたわけじゃないから正直なんとも言えない。
高いやつとの違いについて
買う前に少し調べた。スポーツ用の氷嚢は素材がゴムで、フタが金属製のものが多い。価格は1,000円から3,000円くらい。
ゴム素材の方が体への密着感がいいのは想像できる。でも自分の使い方、外から帰って首に当てて5分休む、それだけなら110円で困らなかった。スポーツ中ずっとつけておくとか、子どもに長時間使わせるとか、そういう場面なら話は別だと思う。
100円ショップの氷嚢の代替品をAmazonと楽天で探す
100均のもので十分という人も多いと思うけど、耐久性や保冷時間にこだわりたい場面のために、同じ用途で使える市販品を3つまとめておく。
比較表
| 商品名(略称) | 特徴 | 対象用途 |
|---|---|---|
| COOL魔法瓶付 氷のう | 真空構造で結露防止 | ゴルフ・スポーツ・レジャー全般 |
| アトラス ボトルインアイスパック ラージ | スリムなボトル型、コンパクト収納 | 携帯・アウトドア・日常使い |
| ZAMST アイスバッグ Mサイズ | スポーツ医学ブランドのアイシング専用設計 | 野球・バスケなど競技スポーツ |
COOL魔法瓶付 氷のう 熱中症対策 暑さ対策 猛暑 ゴルフ スポーツ 部活 レジャー 真空構造 結露防止 氷嚢 アイシングバッグ
真空構造により外側に結露がつきにくい設計で、ゴルフや屋外レジャーなど長時間手に持って使う場面に向いている。部活や炎天下の作業など、濡れると困る状況での使用を想定して作られている。
アトラス 氷嚢 ボトル スティック 保冷 スリム コンパクト 魔法瓶 真空断熱 ボトルインアイスパック ラージ アイスグリーン AICP-375IG
ボトル型のスリムな形状で、バッグに入れて持ち歩きやすい。氷嚢というより保冷ボトルに近い感覚で使えるので、通勤や買い物など日常の外出先で首や手首を冷やしたいときに使いやすい形をしている。
ザムスト(ZAMST) アイシング 氷嚢(氷のう) アイスバッグ 野球 バスケ Mサイズ ブルー 378102
ZAMSTはスポーツ医学に特化したブランドで、このアイスバッグは練習後や試合後のアイシングを前提に設計されている。野球やバスケなど競技レベルで使うことを想定した作りで、患部にしっかり当てる用途に向いている。
結局どうだったか
大満足とは言わない。でも夏中毎日使って110円だった。
熱中症になりかけた経験があってからの購入だったから、「あるだけで少し安心できる」という部分が正直あった。来年も同じものを買うと思う。パッキンが怪しくなったら買い替えるだけで、どうせ110円だから。
ただ子どもに使わせるとか、外で長時間作業するとか、そういう状況では自分はもう少し丈夫なものを選ぶかもしれない。フタの耐久性に少し不安が残っているから。
「とりあえず一個欲しい」なら、100均で十分だと思う。少なくとも、自分はそうだった。