ダイソーで買った300円のダンベルが、今も部屋の隅にある。捨ててないってことは、まあ使えたんだと思う。
ジムをやめたのは去年の秋ごろ。月5,000円払い続けるのがアホらしくなった。かといってちゃんとしたダンベルを買う気にもなれなくて、「続くかどうか分からんし百均でいいか」って感じで近所のダイソーに寄った。結論だけ先に言うと、完璧じゃないけど使えた。3ヶ月、一応続いた。
ダイソーで何を買ったか

平日の昼間、人が少ない時間帯に行った。スポーツコーナーに2種類あって、ひとつは200円の500g。手に取った瞬間「軽っ」と思った。もうひとつが300円の1kg。表面にネオプレンっぽい素材が巻いてあって、中は砂が入ってる感じの手触り。色はグレーとブルーで、なんとなくブルーにした。
2個で600円。財布から出すのが申し訳ないくらいの金額だった。
レジ並びながらちょっと不安になった。1kgって、ペットボトルと同じじゃないか、と。
開封してすぐ気づいたこと
縫い目が雑だった。端のほうがちょっとほつれてて、「あ、やっぱり百均だな」と思った瞬間だった。ネオプレン自体の質感は悪くないんだけど、仕上げが雑い。
あと左右で重さが微妙に違う気がした。測ったわけじゃないから断言はできないけど、利き手側のほうが軽く感じた。まあ百均だし、と自分に言い聞かせた。
グリップは素手で握る分には普通。ただ長時間だと手のひらに食い込んでくる。これは後で地味に問題になった。
実際に何に使ったか

1kgで何ができるか、最初は正直なめてた。でもやり方によっては効く。
サイドレイズ
これが一番よかった。15回×3セット、ゆっくりやると肩の横がじわじわ効いてくる。最初の1週間は翌日に筋肉痛が出たから、少なくとも何かは起きてた。
リストカール
手首が弱いのが昔からコンプレックスで、テーブルに腕を乗せて手首だけ動かすやつをよくやった。20回じゃ全然疲れないけど、50回くらい続けると前腕がパンパンになる。地味だけどこれは効いた感じがあった。
シャドーボクシング
これは意外な使い方だった。ダンベル持ったままシャドーをやると、肩がすぐ上がらなくなってくる。5分もやると結構きつい。重量より時間で追い込む感じで、1kgでもちゃんと使えた。
上腕三頭筋のやつ
頭の後ろに持ち上げて肘を曲げ伸ばしするやつ。これは1kgだと全然足りなかった。準備運動にもならなかった。
3ヶ月でどう変わったか

正直に言う。劇的には変わってない。
ただ、肩まわりのラインが少しすっきりしたのは鏡を見て気づいた。それより実感したのは、毎日なんとなく体を動かすようになったこと。300円のダンベルだと「やらなきゃ」って気負いがない。デスクの横に転がしてて、なんとなく手が伸びる。高いダンベルだとたぶんそうはならなかった。
それが筋トレとして正しいのかは分からない。でも3ヶ月続いたのは事実だ。
不満だった点も正直に書く
グリップが滑る
夏はきつかった。ちょっと動くと手のひらが汗ばんで、ネオプレンの表面がツルツルになる。2回、本気で落としそうになった。怖かった。
結局、軍手をはめてやるようにしたら多少マシになったけど、軍手を買いに行くという謎の出費が発生した。百均で100円。トータル700円のダンベルになった。
1kgの限界
最初の1ヶ月はちょうどよかった。でも慣れてくると物足りなくなってくる。2kgが欲しいと思って百均を探したけど、置いてなかった。ダイソーの棚には1kgより上のものが見当たらなくて、結局Amazonでポチった。
百均で始めて、物足りなくなったら卒業する。たぶんそれが正しい使い方だと思う。
においの話
開けてすぐ、ちょっと気になるにおいがした。ゴムっぽいというか、プラスチックっぽいというか。窓際に置いておいたら1週間くらいで落ち着いたけど、敏感な人は最初しんどいかもしれない。
向いてる人、向いてない人

使ってみて思ったことをそのまま書く。
こういう人には合う:
- 筋トレの習慣がまだない人
- 肩や手首まわりの細かい筋肉をゆっくり鍛えたい人
- リハビリとか、とにかく軽い負荷でいい人
- 失敗してもいいからまず試したい人
こういう人には合わない:
- すでにある程度鍛えてて、2kg以上じゃないと話にならない人
- 本格的にやるつもりで道具の質にこだわる人
- 長く使い続けることを前提に買いたい人
向いてない人のほうが世の中多い気はする。でも向いてる人には、ちゃんとハマる。
置き場所について
これ、意外と大事だった。
高いダンベルだと「ちゃんとした場所に置かなきゃ」って気になる。でも百均のやつは部屋の隅に転がしてても全然気にならない。デスクの横に置いといて、仕事の合間にちょっと持ち上げて、また作業に戻る。そういう雑な使い方が自然にできた。
この「気負わなくていい感じ」が、続いた理由のひとつだったと思う。
セリアとキャンドゥも一応見た
近所にあるので両方覗いた。セリアはリストウェイトみたいな細長いものはあったけど、ダンベルの形じゃなかった。キャンドゥは自分が行った店には置いてなかった。店舗によるのかもしれないけど。
百均でダンベルを探すなら、大型のダイソーが一番確率が高い。これは間違いないと思う。
百均ダンベルの代替品をAmazonと楽天で探す

百均のダンベルで物足りなくなってきたら、次のステップとして検討できる製品を3つまとめた。いずれもオンラインで入手できるもの。
比較表
| 製品名 | 重量 | タイプ |
|---|---|---|
| PROIRON ダンベル 2個セット | 1kg×2 | 固定式 |
| Amazonベーシック ネオプレンダンベル 2個セット | 2.3kg/5.4kg/6.8kg | 固定式 |
| 多角形ダンベル 可変式 2個セット | 5kg×2 | 固定式 |
PROIRON ダンベル 2個セット 1kg
百均から一歩上げたいけど重量はまだ軽めでいい、という段階に向いている。サイドレイズやリストカールなど、小さい筋肉をコントロールしながら使うトレーニングに使われることが多い。グリップ素材が改善されているものが多いので、汗で滑りやすかった百均との違いを感じやすいかもしれない。
Amazonベーシック ネオプレンダンベル 2個セット 2.3kg/5.4kg/6.8kg
重量の選択肢が複数あるので、今の自分に合ったものを選びやすい。ネオプレン素材のコーティングはフロアへの傷つきを抑えるため、フローリングで使うことが多い人に向いている。2.3kgから始めて慣れてきたら上の重量に買い替える、という使い方をしている人も多い。
ダンベル 可変式ダンベル 多角形ダンベル 2個セット 5kg
形状が多角形になっているため、床に置いたときに転がらない。置き場所を選ばないという点で、部屋の隅に転がしておくスタイルの人には地味に便利だ。5kgと重量があるので、ある程度トレーニングに慣れてきてから導入するほうが使いやすい。
3ヶ月使い続けて、最終的にどうしたか
さっきも書いたが、部屋の隅にまだある。捨てていない。今は2kgに移行したので主役ではないが、シャドーボクシングの時やリストカールの時にたまに使う。600円の元は取れたと思っている。
ただ「おすすめですか?」と聞かれたら、「目的次第」と答える。筋肉を本格的につけたいなら最初からまともなダンベルを買ったほうが遠回りしなくて済む。でも「とりあえず体を動かす習慣を作りたい」という段階なら、300円から始めるのはアリだ。少なくとも自分にとっては、そのきっかけになった。
完璧ではない。でも、始まりとしては悪くなかった。