壁に何も飾っていない部屋って、住んでいるのか住んでいないのかわからない感じがする。引っ越して半年くらいそのままにしていたけど、ある日子どもが幼稚園から画用紙いっぱいに絵の具をぶちまけたような絵を持って帰ってきて、「かざってー」と言われた。それがきっかけだった。
ちゃんとした額縁を買うほどでもない、でも画びょうでそのまま貼るのも雑すぎる。そういう中途半端な気持ちでセリアに寄ったのが最初だった。
店頭で迷ったこと、正直に書く

近所のセリアは駅前の商業施設の中にある店舗で、そんなに広くはないけど文具とインテリアのコーナーはまあまあ充実している。額縁は壁面の棚に立てかけるように並んでいて、サイズはL判・ポストカード・A5・A4あたりが定番っぽかった。
その日見た限りではA4が2種類あった。一つはほぼフォトフレームそのもので、フレームが細くてシンプル。もう一つは枠が少し太くて、表面がマットブラックに仕上げてある。絵画っぽく見えるかな、と思って後者を手に取った。
持った瞬間に「あ、プラスチックだ」とわかる軽さ。でも見た目は悪くない。木目調プリントのやつも隣に並んでいたけど、あれは正直近くで見ると安さが出すぎていたので選ばなかった。単色のマットのほうが誤魔化しが効く。
6枚カゴに入れてレジに持っていったら660円だった。財布から小銭を出しながら「まあ失敗してもいいか」と思っていた。
家に帰って開けてみたら

裏面のスタンドは横置き・縦置き両対応で、壁掛け用の穴もある。構造としては特に変わったところはない。フロントのカバーがガラスじゃなくてアクリルなのは、子どもが触る場所に置くことを考えるとむしろ助かった。
透明度はまあまあ。蛍光灯の下で見る分には気にならなかったけど、窓際に置いたら光が反射して中の絵がほとんど見えなくなった。午前中の日差しが入る場所だったのがまずかった。置き場所を変えたら解決したけど、最初は「不良品か?」と思った。不良品じゃなかった。
子どもの絵を入れて壁に掛けてみたら、思ったよりちゃんとして見えた。額縁に入れるだけで「展示してます」感が出るのはなぜなんだろう。画用紙がそのままだと「子どもの落書き」なのに、額縁に入った瞬間に「作品」になる。不思議だと思いながらしばらく眺めていた。
A3サイズを探しに行ったときの話

しばらくして、今度は自分でプリントしたA3のポスターを飾りたくなった。旅行先で撮った写真を現像したやつで、それなりにお気に入りの一枚だった。
同じセリアに3回行った。A3の額縁がない。棚にはA4止まりで、それ以上のサイズは見当たらなかった。店員さんに聞いたら「入荷があれば出しますが、常時ではないんです」と言われた。そういうものらしい。
仕方なくダイソーに移動した。ダイソーはセリアよりサイズ展開が広くて、A3が220円で置いてあった。素材はやっぱりプラスチックで、質感はセリアと似たようなもの。ただフレームの厚みが少しあって、壁に掛けたときの存在感はこっちのほうが若干あった。
セリアのほうが色味が好きだけど、A3が必要なときはダイソーに頼ることになる。これは最初からわかっておいたほうがよかった。
半年後の状態について

今、リビングと廊下の壁にセリアとダイソーの額縁が合計4枚掛かっている。買ってから8ヶ月くらい経つ。
目に見えた変化は、フレームの四隅の接合部が少し緩くなってきたこと。プラスチックのはめ込み構造なので、何度か中身を入れ替えているうちにそうなった。壊れたわけじゃないけど、触るとわずかにぱかぱかする。気にするほどでもないけど、気にしだすと気になる。
一度だけ額縁を落とした。子どもが棚に体重をかけて、アクリル面を下にして床に落ちた。傷が入ったかと思って確認したら、アクリルは無事でフレームの角が少しへこんでいた。ガラスだったら確実に割れていたと思う。その意味では、100均のアクリル仕様はむしろ正解だと感じた。
5枚並べてギャラリーっぽくしようとしたときの地獄
子どもの絵が増えてきたので、同じA4のセリア額縁に5枚入れて壁に並べることにした。フレームが揃っているから統一感が出て、バラバラに飾るより「意図してやってる感」が出るはずだった。
結果としてはそうなったけど、その過程が思ったより大変だった。5枚を均等に並べようとすると、壁掛け穴の個体差がじわじわ響いてくる。同じ製品のはずなのに、穴の位置が微妙に違う。マスキングテープで位置を仮決めして、釘を打って、掛けてみて、「1枚だけ微妙にずれてる」を繰り返した。2時間くらいかかった。
複数枚並べることを最初から考えているなら、時間に余裕のある休日にやったほうがいい。平日の夜にやるものじゃなかった、と反省している。
大きい額縁になるほど「安さ」が目立つという話

A4までは素材感がそれほど気にならない。フレームが細いぶん、プラスチックっぽさが視野に入りにくい。
でもA3になると話が変わってくる。フレームの面積が増えるから、素材の質感がそのまま目に入ってくる。遠目に見ればわからないけど、近くで見ると「これ100均だな」とわかる。それが気になるかどうかは、何を飾るかによると思う。
旅行写真やプリントしたポスターなら、自分はそこまで気にしなかった。でも気に入っている絵とか、プレゼントでもらったアートプリントを飾るなら、フレームにもう少しお金をかけたほうが結果的に満足度が高いと思う。額縁って、中身の印象を左右する。
あと、大きい額縁を壁に掛けるときのフック問題。付属の金具だけで重めの中身を入れたA3額縁を掛けていたら、ある夜中にバタッと落ちた。フックが外れたわけじゃなくて、壁掛け穴が耐えられなくなった感じだった。それ以来、大きいサイズにはホームセンターで買った石膏ボード用のしっかりしたフックを使っている。
100円ショップの額縁 大きいのグッズのコードは共通の代替品をAmazonと楽天で探す
セリアやダイソーで目当てのサイズが見つからなかったとき、AmazonやRakutenで代替品を探すのが現実的な選択肢になる。ここでは大きめのサイズに対応した3つの額縁をまとめておく。
比較表
| 商品名 | サイズ | 素材・仕上げ | 対応用途 |
|---|---|---|---|
| エアーフレーム 額縁 | B3 | 木目調 | ポスター・色紙 |
| デコラティブフレーム 額縁 | A2 | 木製・ゴールド | ポスター・アート |
| ソフケン アルミ額縁 スリムエイト | B2 | アルミ・ブラック | ポスター・大判印刷 |
エアーフレーム 額縁 B3 ブラック 木目調額 木目調 ポスターフレーム おしゃれ額 色紙額
B3という判型は、A4の約2倍の面積になる。ポスターや大きめの色紙を飾りたいとき、木目調の仕上がりが壁に自然になじみやすい。100均では手が届きにくいサイズ帯をカバーしている。
デコラティブフレーム 額縁 A2 ゴールド アンティーク 木製フレーム ポスターフレーム UVカット おしゃれ額
A2はポスターサイズとして使われることが多く、壁のメインに据えたいときに向いている。アンティーク調のゴールドフレームと木製素材の組み合わせで、インテリアとして見せることを前提にした設計。UVカット仕様なので、日差しが入る部屋で長期間飾る用途にも対応している。
ソフケン(Sofken) アルミ額縁 スリムエイト B2 ブラック 002061
3つの中でもっとも大きいB2サイズ。アルミ製のスリムフレームは主張が少なく、中身をそのまま見せたいときに使いやすい。ポスターや大判の写真プリント、展示用途など、飾るものの存在感を額縁が邪魔しないようにしたい場面に向いている。
結局のところ
セリアの額縁を最初に買ってから、気づいたら家に11枚ある。全部で1210円くらい。それで壁が「ちゃんと暮らしてる部屋」っぽくなったのは、費用としては悪くないと思っている。
向いているのは、気軽に飾りたい人だと思う。子どもの作品、旅行の写真、好きなポスター。完璧な展示を目指しているわけじゃなくて、「ないよりあったほうがいい」くらいの気持ちで壁を埋めたい人。
大きいサイズを探しているならセリアだけを頼りにしないほうがいい。在庫が読めないので、ダイソーと両方のぞくのが現実的だった。
自分の場合、最初の1枚を110円で試せたことで「額縁を飾る習慣」ができた。それはよかったと思っている。ただ、リビングのメインの壁に飾っているA3は、そのうちちゃんとした木製フレームに替えようかと少し考えている。プラスチックのフレームが悪いわけじゃないけど、毎日目に入るものだから。